FP分野と実生活:ライフプランニングと資金計画(1)

お金の話がタブーになりがちですが、生活する中で一番重要です。
一言で「役に立つ」と言われてもわかりにくいので、出題範囲別にどのように生活と関わりある資格かをわかるように書いていきたいです。

最初の範囲は「ライフプランニングと資金計画」です。
ライフプランニングとは、家族にとってこれからどのようなイベントがあるか、どのようなことをしたいのかを考えて、未来の資金計画を考えていくことです。
2回に分けて書きますが、前半は「資金計画と何が関係あるの?」と思うかもしれない社会保険についてです。
私たちの重要なセーフティーネットの話になります。

例えば高校・大学等を卒業したら、多くの方が会社へ就職し働き始めることでしょう。
働いた対価として給与を受け取りますが、税金・社会保険が引かれたものを受け取っているはずです。
社会保険は健康保険・雇用保険・年金などがありますが、引かれたものは何に使われているのか、どんな時に自分の助けとなるのかを勉強できます。

健康保険は、病院での負担を3割にしてくれます。病気やケガで長期間就業できないときに給与の一部を支給してもらう制度(傷病手当金)や、出産のときにも一時金を受け取れる制度(出産育児一時金)も健康保険です。

雇用保険は、会社を辞めることがあったり、会社が倒産!なんて時でも一定期間給付金を受け取れる制度です。
私は転職回数が多く、何回かお世話になりましたが、お金の心配がなく転職活動ができるのでありがたかったです。
また育児休業中に支給される「育児休業給付」や、新しいスキルを身につけるための「教育訓練給付」という制度も雇用保険になります。

年金は、皆さんご存じだと思いますが、基本的には老後(退職後)の65歳から支給される制度です。
最近ではねんきん定期便というのもできたので、老後にいくら受け取れるのかわかりやすくなりした。
若い方は「年金なんてまだまだ先だよ~」と思うところですが、若い時に何かあった時の保険(遺族給付・障害給付)の役割もあるんです。

社会保険に共通しているのは、「申請しなければもらえない!」ということでしょうか。
該当しているのに、家でじっと待っててはもらうことはできません。
役所・ハローワーク・年金事務所に申請に行って初めて受給できるようになるので、知っていないと損するばかりです。

長くなったので後半は次回に。

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