不動産とは、土地や建物などの動かせないもののことをいいます。
不動産とお金というと家の購入をイメージするかもしれませんが、家を借りる時のことも学べます。
不動産は誰か所有者がいますが、その不動産がどのくらいの大きさなのかや、誰の権利があるのなどが記載されている登記というものがあります。
また土地の価格の決まり方も色々あり、国や各自治体が相続税や固定資産税の基準となる価格を決定していて、一定期間ごとに改定も行われています。
家の購入や賃貸では、不動産の取引をできる不動産屋さん(宅地建物取引業者)に行きますが、宅地建物取引業者が守らなければならない契約の種類や説明義務、広告の表示についてまで決まりごとがあります。
「駅から徒歩5分」というのも1分=80mという決まりがあり、個人によって歩く速さが変わることによるバラツキを防止したりもしています。
私の場合はもう少し早く歩くのでいいのですが、実際に家を買うとき借りるときには坂道や横断歩道なども考慮しなければいけないので、自分で歩いて確認したほうがいいということが言えると思います。
家の賃貸にも種類があります。一般的に期限がなかったり更新のある「普通借家権」と更新のできない「定期借家権」とあります。
賃貸を探すときに、いい物件なのに少しお得かな?というのを見たことはないでしょうか。
(一概には言えませんが)大家さんが数年後に転勤先から帰ってくるなど理由のある物件は、更新ができない代わりに安い傾向があります。
不動産特有の法律や税金もあります。
例えばどこの土地でも無制限に建物を建てられるわけではなく、地域によって広さや高さの制限、建物の種類まで決められています。
私の通勤途中にも高い建物のない地域があり、マンションでも3階建てのような地域がありますが、このような地域は高さ制限のある地域かもしれません。。
分野としてはこのような建物と土地の関係性が割合として多いですが、開発や農地もあります。
区分所有法というマンション特有の法律もあります。
時々ニュースになりますが、古いマンションの建替えについての問題も少しずつ出てきています。
税金についてはタックスプランニングでも少し学びますが、少し深堀されます。
家を購入したときにかかる税金(不動産所得税・登録免許税等)、保有しているときの税金(固定資産税・都市計画税、家を売るときの税金(所得税(譲渡所得)等)と、残念なことにどんな時も税金がかかります。
ただし家(居住用財産)を売るときは様々な特例があり、活用できれば税金がかからない場合もあります。
不動産の活用や証券化といった少し専門的なこともありますが、範囲は少ないです。
次回は「相続・事業承継」の分野について書いていきます。