FP分野と実生活:金融資産運用

日本では「金融資産運用」というとギャンブルに近い性質のものと受け取る方が多いです。
手元に現金がないと不安になることもあるでしょう。
興味がある人は勉強して理解できる分野から挑戦していくといいと思います。
あくまでも自己責任になるので、様々な情報の中で自分で判断する力がつけていけるといいと思います。

余談ですが、私の家は日本経済新聞をとっており、ワールドビジネスサテライトを見る機会があり、父も株式投資をしているという、資産運用に身近な環境であり、投資に抵抗はありませんでした。
今はネットで簡単に証券口座を持てるので、勉強したら役立つ機会が多い人もいらっしゃると思います。

資産運用というと株式が一番に浮かびそうですが、預貯金も含まれますし、債券・投資信託・外貨建てなどなど多くの商品があります。
商品の値段(金利)を決める背景である、環境(景気や統計)・金利などの仕組み、商品別の仕組みを勉強していきます。

例えばGDP、雇用統計、円安・円高という言葉は聞き覚えがあるのではないでしょうか。
特に円安・円高は逆に覚えている人が多いみたいです。
円安は、「円」の価値が「安」くなるので円安です。海外からの輸入品が高くなりますので、100円で買えたものが120円出さないと買えなくなります。
日本は原油や小麦粉など生活に直結するものの多くを輸入しているので、円安になると家計に響いてきます。
原油はガソリン代・農業漁業の燃料からプラスチックの原料まで幅広いです。私は車を持っていませんが、影響はあるでしょう。
私は小麦(パンや麺類)の消費が多いのでこちらは直撃です。

安全な資産運用は預貯金になり、普通預金や定期預金などの分野です。
給与の受取は銀行口座だと思いますので、全くわからない方はいらっしゃらないでしょう。
安全なだけであって、今の日本は銀行に預けていてもほぼ増えないのは残念です。

安全性の高い分野として、次は債券でしょうか。
国が発行している金融商品で「国債」は安全性の高い資産運用と言われています。
すぐに使う予定のないお金で国債を購入している方もいらっしゃるかもしれません。
他には会社が発行するのが「社債」などがあり、これらの債券は格付け会社というものが投資先としての安全性をランク付けしています。

株式投資はメリットもありますが、当然デメリットもあります。
メリットは、株価の上昇・配当金の受取、日本独自の株主優待制度がある会社もあります。
ただしデメリットとして株価が下落する可能性があり、資産が減ることもありますので注意が必要です。
やはり資産が減る可能性があるので、忌避する人がいるのも理解ができます。
私も自動車部品メーカーの株を購入したところ、大規模なリコールが発生して大きく(というほど購入してないのですが)損をしたことがあります。
ただ利益が出ている株もありますので、損しても経済の勉強になる・100%成功することなんてない、という気持ちで取り組んでいます。
投資ブーム?ということもあり、ブログ・YouTubeなどでもいろいろな考えが発信されています。
そういったものを参考にするための知識が学べると思います。

他にも金融商品によってメリット・デメリット、リスクの大きさに違いがあります。
資産運用に対する税金についても学ぶことができますので、「金融資産運用」の分野を総合的に学ぶことができるのではないでしょうか。

次回は「タックスプランニング」の分野について書いていきます。

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