準確定申告に必要な手続き内容をまとめた、個人的なメモです。
準確定申告は、亡くなった人のその年の確定申告をすることです。
■準確定申告について
申告期限:相続が発生してから4ヶ月以内
申告先 :住所管轄税務署へ
申告人 :相続人全員で行う(共同の連署、押印が必要)
申告の対象となる場合は、
・公的年金等の年金収入が400万円超
・その他収入20万円超(不動産所得や事業所得、有価証券売却益など)
還付申告になりそうな内容は、
・医療費控除(10万円を超えた分)
・ふるさと納税
・生命保険や地震保険等の支払
・配偶者控除や扶養控除など(控除額の月割計算は無い)
必要書類
・年金収入:日本年金機構に問い合わせ(2月の最初支給月までの間に亡くなった場合には発行されない)
・他は該当先(保険会社や証券会社等)へ
作成方法
・国税庁より「確定申告書作成コーナー」より
※タイトル部分に「準確定」「準」の文字を手書きで加える
※所得税及び復興特別所得税の確定申告書付表の作成
(相続人等が連署で記載するものとなり、準確定申告の場合だけ必要な書類)
・亡くなった方の氏名、住所、死亡年月日、納税額
・相続人各人の住所、氏名、続柄、マイナンバー、相続分、相続財産の価額、納税額
※内容を他の相続人に通知すれば、別々で提出することも可能
※所得税が還付になり相続人の1人が還付金をまとめて受け取る場合には、委任状の作成が必要
国税庁のHPにフォーマットあり
納税
納付書:税務署より入手、各人ごとの納税額を記入
納付先:税務署か最寄りの金融機関などに納税
これで準確定申告のすべての手続きが終了。